竜とそばかすの姫を見ました
最後のところ以外はよかった。
歌と映像は文句なしに素晴らしいので、ミュージカル映画が好きでストーリーの細かいところを気にしない人は楽しめると思う。(細かいというレベルか?とは思わなくないが)
これをきっかけに細田守作品をいくつか見ているんだが、基本的にどの主人公も行政や大人達に頼らず自分の力でなんとか解決していくようだ。周りの人々の協力もあるにはあるが、助言程度に収まっているようにみえる。
行き過ぎた自己責任論に疑問を感じる身としては、無知な小中高生がこれを見て自分や他人を苦しめる思考になってしまわないだろうか、と不安を感じた。考え過ぎだろうか。
今の10代はとても真面目な人が多いと感じる。産まれた頃からずっと不景気で最近はコロナで様々な制限がかかり政府に希望を持てない環境の中、周りに期待できないからこそ自分自身でなんとかしなければならない、とならざるを得ない部分が要因の一つだと思う。勿論、自分自身で努力することは大切だが、頑張りすぎて潰れてしまう人達もいると思うし昔よりそういう人は増えているんじゃないか。自殺者も増えているし。
だからこそ、「自力で頑張れ」より「周りに頼っていいんだよ」というメッセージが必要だと思うんだけど、それは別の映画に期待すればいいのかな。
頑張りすぎている人にこそ、この映画は響くのかもしれない。そう思うとなんだか皮肉に感じる。
わからない
人生がわからない
私は何になるんだろう
転職したばっかだけどめちゃめちゃ転職してー
きっともうすぐ卒業
大学を卒業すれば、モラトリアムからも卒業できるかしら?
相変わらず、相変わらずな生活を送りつつも、
たぶん、たぶん、三月には大学を卒業します。
私はこの大学生活で、
学生の本分である学業には全く力を入れず、
結局卒論も書くことができず、(卒業要件ではないから卒業はできるはず……)
不規則でだらしない生活ばかり送り、
なんとなく自分が歪んでしまった気もするけれど、
人をとても好きになることができたので、それでいいことにしときます。
あれは、初恋に近いものだったのかも、しれません。
ただ、このまま歪んだままだとろくでもないババアになりそうなので、
モラトリアムからは卒業して、まっとうな大人になろうと思います。